最悪の状況に対する処方せん

多くの問題が一度に降りかかり、身動きできないときがあります。何から始めたらいい？と考えるだけで精一杯になり、体が動かないのです。ダビデはまさしくそのような状況にありました。アマレク人がダビデと部下の家族を連れ去り、さらに、部下がダビデを殺そうとしていたという最悪の状況でした。

 

しかし、彼はここで主によって奮い立ちます。実はこの点が、苦難を身に受けている私たちにとって、非常に重要な決断なのです。茫然自失の状態で、主を見上げます。そこには全知全能の方がおられ、私に力を与えて下さる、ということを思い起こすこと、これが「主によって奮い立つ」ということです。

 

今、もし様々な困難でうずくまっている方がおられるなら、是非ダビデと同じような決断をとって頂きたいのです。

 

私に力は無くても、私と共におられる方は何でもできる、という信仰の原点に返りましょう。そしてその次に、最初にやれる小さな事から取り組んでいくのです。まず主に支えられながら最初の一歩を踏み出しましょう。解決はそこからやってきます。