苦難の日の叫び

この箇所には、祈りが最速で答えられた出来事が記載されています。

 

戦場の中の祈りは、静かにひざまずいてというわけにはいきませんね。敵の放つ矢を必死にかいくぐりながら、死と隣り合わせの恐怖に怯えながら、無我夢中で「主よ！！」と叫ぶ以外に無いのです。

 

私たちはしばしば、「ど〜せ祈っても、すぐに答えられないし・・・」と思うことはないですか？しかし聖書を見る限り、私たちの状況によっては「秒速」で主は祈りに対してレスポンスされる方であることがわかります。

 

ヨシャパテの叫びに対して、 1 秒たりとも待っていられない状況であることを判断され、すぐにヨシャパテから敵を引き離すようにされたのです。不思議なのは、天から稲妻や炎を下して敵を焼き滅ぼすこともできたにもかかわらず、神は自然な形でヨシャパテを救われることを選ばれました。

 

私たちも突然の予期せぬ出来事で動揺させられることがあります。しかしその時こそ「苦難の日にはわたしを呼び求めよ。わたしはあなたを助け出そう。あなたはわたしをあがめよう。」（詩編 50:15 ）という聖句を思い出して欲しいのです。

 

ヨシャパテの叫びに対して、速やかに神が祈りに答えられたように、私たちの「言葉にならない叫び」に対しても答えて下さる方だからです。