時をゆだねること

私たちが一番ゆだねるのが難しい分野は何だと思いますか？
私は「時」をゆだねることだと思います。聖書には時をゆだねることができずに苦い経験をした聖徒たちのことが記載されています。

 

その中でもアブラハムが有名ですね。彼はイサクの誕生を待つことができず、女奴隷ハガルによってイシュマエルを得ました。イシュマエルはアラブ人の先祖であり、その後イスラエル人に敵対する国民となっていきます。

 

基本的に肉の性質は待つことができません。常にせっかちであり、自分の方法で自分の願望を成し遂げようとします。そして・・・最終的に苦みを刈り取るのです。

 

では今、私たちが時をゆだねていないことは何をもって判断することができるでしょうか？
一番わかりやすい反応があります。それは「焦り」です。焦りは神の時を待てない肉の性質が生み出す一番わかりやすい感情です。焦りはさらに自己憐憫や不平・不満、最終的には神への怒りに導きます。

 

焦りの中にあるとき、私たちの中に感謝や平安はありません。最悪の場合、それが原因で信仰から離れてしまうこともあるかもしれません。そのような時、聖書に戻ろうではありませんか。冒頭の聖句にあるように神はあなたの「ちょうど良い時」を知っておられます。

 

さらに「私の時は、御手の中にあります」(詩編31:15)とあるように、全てが事前に計画されているのです。私たちにはいつかわからないけれど、主は私の時を知っておられる。この信仰告白が今求められているのです。