四方八方塞がりと感じたとき

中国において多数の魂が救われているある教会の牧師に対して、あるアメリカ人がその成長の秘訣についてインタビューをしました。

 

「どうしてあなたの教会はこれほど大きくなったのですか？」

 

その牧師は次のように答えました。「最初は私の家族だけで聖書研究をしていました。私は逮捕され投獄されましたが、釈放されて家に帰ると新しい人々で家は一杯になっていました。私はまた逮捕されましたが、釈放されて帰ると村全体がクリスチャンになっていました。私はまた逮捕されましたが、釈放されて帰ると教会はまた大きくなっていたのです。
ですから私が言えるのは、教会を大きくするためには牧師を牢屋に入れろということです。」（笑）

 

エペソ書は獄中書簡の一つであり、パウロはこの時投獄された状態で手紙を書き記しました。多くの人は、偉大な賜物を頂いたパウロが動けないとは何と大きな損失なんだと思ったことでしょう。

 

しかし神は彼の賜物だけでなく、彼の苦しみを通しても福音を前進させていったのです。同じように 使徒パウロが誕生する前に、ステパノが殺害された際に神はサタンに対して「彼の命を奪ってもよいが、その代わりこの血の代価は高くつくぞ」と宣言されたことでしょう。

 

繰り返しますが、神は私たちの賜物だけでなく、「苦しみ」を通して教会を建て上げられる方なのです。教会の中で、そして信仰生活の中で様々な苦しみを経験されている方がおられると思いますが、その苦しみを通して、自分でも気がつかない状態で他の兄弟姉妹が恩恵を受けておられることに気がついてますか？

 

冒頭の聖句にあるように「 私の受けている苦しみは、そのまま、あなたがたの光栄なのです。」