『彼らはイザヤに言った。「ヒゼキヤはこう言っておられます。『きょうは、苦難と、懲らしめと、侮辱の日です。子どもが生まれようとするのに、それを産み出す力がないのです。』」(イザヤ37:3)
お
「ただ、おことばを下さい。そうすれば、私のしもべは直ります。」(マタイ 8:8)
私たちの信仰によって、祈りの応えが早くなったり、遅くなったりする、という厳粛な事実をご存知でしょうか?
イエスはある一人の百人隊長に出会い、彼から「病気で苦しんでいる僕を癒やして下さい。」と嘆願されます。それに対してイエスは「私が行って治してあげよう。」と言われました。どれぐらい距離があったのかわかりませんが、徒歩ですからイエスが百人隊長の家にたどり着くまで相当の時間がかかると予測されます。しかしそのとき、百人隊長が言った言葉は、「お言葉さえいただければ、私の僕は癒されます。」でした。そしてイエスの言葉が発せられた瞬間に僕が癒やされたことが記載されています。これは百人隊長の信仰がイエスの力をさらに引き出し、願いが応えられる時間が大幅に短縮された良い例です。
私たちの祈りも同じです。速やかな応えが与えられる祈りには「神への強い信頼」が土台にあります。そして、強い信頼は疑うことを知りません。何度祈っても、心配や不安にかられるのは、神を心から信頼していない明らかな証拠なのです。神は私たちの信頼の強さに応じて、祈りに対する応え方を変えられるという事は、驚くべき真理です。