心配事をゆだねられない理由

「悩みがあれば、イエスにゆだねましょう！」というメッセージは耳にタコができるぐらいよく聞いているでしょう。しかし、実際にゆだねることを知っているクリスチャンはほとんどいません。集会に出席しながら、一人で悩みを抱え込み、うめいているのです。

 

「ただゆだねるだけでしょう。簡単じゃない？」と言うことはできるかもしれませんが、現実はそうではないのです。なぜでしょうか？冒頭のパウロの言葉がその鍵となります。問 題をゆだねることができる背景には強い信頼関係があるのです。

 

よく考えてみてください。何か大切な仕事を人に任せる時に、よく知らない人に任せるでしょうか？絶対にありえないですよね。同じように、あなたの抱えている大切な問題をゆだねる時に、イエスの ことをよく知らなければゆだねることはできません。

 

つまり、ゆだねることを「しない」のではなくて、ゆだねることが「できない」、これが問題の核心部分です。

 

何十年信仰生活を送っているかは重要なポイントではありません。個人的にどれだけイエスという人格にふれあい、この方を知っているか、これが最重要課題なのです。

 

ですから、今は小さなことからイエスに願い、ゆだねていきましょう。信頼関係の深まりともに、大きな問題も徐々にゆだねることができるようになっていきます。